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ローゼン「学園のより良き発展のために生徒と教師からアンケートを取ってみたのだが、驚いたな。 生徒たちの意見は至極まともで真面目だね~」 真紅「そうですね。食堂の混雑の解消法、無意味な校則の指摘、教具や施設に対する要望・・・・・。 どれも的を得た意見で、感心させられるわ。さすが、我が校の生徒ね」 蒼星石「これらの要望には迅速に、かつ的確に対応すべきかと思います。 生徒会にも協力を要請しましょう」 ローゼン「頼むよ。さて、教師の方は・・・・・・・『給料上げてください』『休暇をください』『椅子が堅いので変えてください』『苺大福の賞味期限が切れたので、変えておいてください』 『武器を置く場所を増やせ!』『胃薬を増やしてください』『ヤクルトが無くなったから、買ってぇ~(はあと♪)』『紅茶が無いわ。早く買いなさい!』って、あのねぇ・・・・・・・・」 教師一同「・・・・・・・・・・・」 ローゼン「まったく~度し難いものだよ~大人というものは。 苺大福やヤクルトぐらい、自分のポケットマネーで買ってよ~」 雛苺「じゃあ校長が買ってくださいなのぉ~」 ローゼン「断る!」 水銀燈「言い切ったわね!」 ローゼン「僕は洋菓子の方が好きだ!」 教師一同「そういう問題じゃねーよ」 蒼星石「この学園の未来は暗いなぁ・・・・・・。教師限定だけど・・・・・・うううっ、また、胃が・・・・・・・」 ラプラス「蒼星石先生もですか・・・・・・・私も胃が・・・・・・・・・」 ー終了ー
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ローゼンメイデンにレッツゴー!陰陽師を躍らせたい ここはローゼンメイデンのキャラに、レッツゴー!陰陽師を踊らせるアニメを作るサイト(まとめwiki)です。 それに関連して、替え唄を作ったり、リアルで踊ったりもしています。 このサイトについて …詳しい説明はこちらにあります。 ★最新情報★ 『原曲・完成版』『替え歌版』『支援画フラ』『比較動画』公開完了! 1さん始め職人の皆様、意見・応援を下さった名無しの皆様、 ニコニコ動画にてコメントを下さった皆様、広告やコメントを下さった皆様、 各方面で宣伝をして下さった皆様、密かに見守り続けて下さった皆様、 本当にどうもありがとうございます (_ _) 2010/9/9(木) 2 45 メイデンズプロジェクトの集大成、替え歌バージョンがニコニコ動画に公開されました! 2010/9/5(日) 18 00 ついに原曲フルバージョンがニコニコ動画に公開されました! 2010/09/08(水) 21 30 いわゆる 1の絵支援画集がニコニコ動画に公開されました! 2010/09/18(金) 23 12 本家・原曲版・替え歌版との比較動画がニコニコ動画に公開されました! これにて全活動終了です! 過去動画 ■2010年09月05日 18 00 ニコニコ動画にて原曲フルver(第6版・完成版)公開開始! ■2008/01/13 05:31:40 ニコニコ動画にて線画ショートver(第5版)公開開始! ■2008/01/08 21:37:45 フラッシュ線画ショートVer.公開開始! ■2007/10/26 19:23:48 ニコニコ動画にて職人募集CM公開開始! ■2007/08/05 23:48:00 フラッシュ原画撮影版Ver 1.0公開開始! ■2007/08/04 22:12:47 ニコニコ動画にて原画Ver(第4版)公開開始! ■ 動画・フラッシュはどこ?という方 →最新動画 を確認して下さい。 ■ 「久々に来てよくわからん」という職人さん、初めて来た方 →参加したい を確認して下さい。 最終スレッド 【製作速報】ローゼンメイデンにレッツゴー!陰陽師を躍らせたい【栗速11】 http //rozen.sync2ch.cc/2ch/test/read.cgi/ex14.vip2ch.com.news4gep/1273227549/ 過去ログ …過去ログはこちら スレ用テンプレ …スレ立て用テンプレ あぷろだ …ロダはこちら ローゼンメイデンにレッツゴー!陰陽師を躍らせたい 避難所 (規制などで書き込めない方もこちらへどうぞ) http //jbbs.livedoor.jp/anime/5162/ ★現在のアニメ化作業進捗状況★(最終更新10/9/9) ◆作業の流れ 『先にショートバージョンの線画(中割り含む)を完成させる』 ↓ 『ショートバージョンの線画フラup』 ↓ 『線画フラチェックで余程おかしな所画無ければ、ショートバージョンの塗り解禁』 ↓ 『フルバージョン分線画中割含め、他塗り作業も平行して進める』 ↓ 『一通り塗り作業終了後、フラッシュ映像化にて検証』 ↓ 『問題があれば追加&修正作業のち、再度フラ検証(何度かこのターンになると思われ)』 ↓ 『職人サイドで満場一致で問題点が無くなれば晴れて原曲版公開!!』公開済み(10/9/5) ↓ 『替え歌版公開』公開済み(10/9/9) ※CMとか原画バージョンの話しは、まったく別物。 【線画職人へのお知らせ】 ペイントツールSAI Ver.1.0が正式リリースされました。 試用期間は30日間です。無期限化には決済を行い、ライセンス証明書を取得する必要があります。 ライセンス証明書をSAIフォルダにダウンロードすることで使用期限を無期限化できます。 また、β2(c)以前の旧バージョンのSAIでは.saiファイルを開くことができません。 ◆原画・線画・中割作業進捗率(2009/12/20現在) ○原画 ショートver 167/167(完了/全体) 100.0% フルver 220/220(完了/全体) 100.0% 原画100%達成御礼!!! ○線画・中割 ショートver 167/167(完了/全体) 100.0% ショートver100%達成御礼!!! フルver 227/227(完了/全体) 100.0%※当初の予定より7動作分追加になりました。 フルver100%達成御礼!!! ついに塗りもフルver100%達成御礼!!! 進捗の最新情報は↓このスレに貼り付けてあるかも http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/5162/1183558239/ ◆職人さんが現在抱えてる作業 職人さんが現在抱えてる作業参照のこと 自分も参加出来るだろうか?(10/9/18活動完了しました) ★絵が大好き 詳しくは参加したいからどうぞ ★音楽大好き 詳しくは音楽班トップからどうぞ ★踊り大好き 12/8、5名による実写ダンスのリテイクVer.が収録されました http //www.nicovideo.jp/watch/sm1742840(ニコ動) 詳しくは実写ダンスからどうぞ ★俺は絵が描けない、音楽も作れない、踊ることも出来ないし、パソコンもさっぱりだ 気がついたこととか、感想とかを述べるのも十分な参加です! 職人さんが途中経過をUpして何も反応が無かったら「どうなんだろ?」と不安に思う場合が多いので、○、×を述べるだけでも助かります。 班分け …どんな作業があるのか確認用。 ∧_∧ + (0゜・∀・) ワクワクテカテカ (0゜∪ ∪ + と__)__) +
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ラ「待てい、ローゼンッ!! 今日こそは……今日こそはっ、たまった書類を片づけてもらう!!」 ロ「やれやれ。毎度のことながら、しつこいな、キミも……っと、スレが落ちちゃうよ?」 ラ「な、何い!? 落とさせはせん、落とさせはせんぞぉ……って、待たんか、ローゼン!!」 ロ「あれれぇ、いいのぉ? スレが落ちちゃうよぉ……くっくっくくっ」 ラ「ききき貴様ぁ……スレを盾にするとは、何と卑劣な! 教育者の風上にも置けん……」 ロ「くっくっくっ、じゃあ、保守と書類の件は任せたよ。頑張ってねぇ~~」 廊下の角を曲がって、見えなくなるローゼン。と、くぐもった破裂音が三発響く。 サウンドサプレッサー付きの拳銃を携えて、雪華綺晶登場。後ろには、ぐったりしたローゼンを引きずっている。 雪「……ローゼン、仕留めた。どこへ運べばいい……?」 ラ「助かりましたよ、雪華綺晶先生。では、地下の特設自習室までお願いします」 ロ「……おおおおのれぇ、きらきぃいいいいっ、この恨みは必ずぅ、セクハラして返s」 雪華綺晶、黙って四発目の銃弾を、ローゼンの右太ももに撃ち込む。ローゼン、完全に沈黙。 ラ「おおっと、雪華綺晶先生。上半身だけは傷つけないでくださいね。書類を処理できなくなってしまいますから」 雪「……わかってる……」 雪華綺晶、ローゼンと共に退場。廊下にはべったりと、ローゼンの体が引きずられた血の跡が残されていた。 保守を終えたラプラスは、バケツとモップを用意すると、慣れた手つきで廊下の清掃に取りかかる。 そんな何気ない日常の一コマ。 廊下をずるずると引きずられていくローゼン。 ロ「ねえ、きらきー……。お願いっ、見逃してっ」 雪「……お前に、きらきー呼ばわりされる、いわれはない……」 ロ「そんな、つれないなぁ。仮にも僕はキミの上司だよ? もうちっと優しく接してくれたって、罰は当たらないんじゃないかなぁ?」 雪華綺晶は、横目でローゼンの傷の様子を確かめた。もう、治癒し始めている。 口八丁な相手だ。雪華綺晶は、黙殺を決め込んだ。 ロ「ううう……うわああああああんんっ、嫌だい嫌だいっ、暗くてじめじめした地底の穴ぐらに閉じ込められて、退屈な作業を強要されるのは、嫌だい嫌だいっ、断じて嫌だいっ!!」 いい年をした大人が、恥も外聞もなく、大声で駄々をこね始めた。 もちろんこれは演技であり、単なる嫌がらせに過ぎないのだが、辺りの教室からは教員たちが一斉に顔を出した。 真「一体何の騒ぎなのだわっ?」 銀「うるさいわねぇ、人がせっかく真面目にやってるのにぃ」 翠「この翠星石様の授業を邪魔するふてえ野郎は、どこのどいつですかぁ!?」 金「うっかり硫酸をこぼしちゃったかしらっ!」 血塗れの惨状を見ても、誰も驚かない。 真「とっとと静かにさせるのだわっ」 そう言い放って、ぴしゃりと扉を閉める。 雪華綺晶はこくりとうなずき、無造作にローゼンの襟元を締め上げた。 雪「……よく、さえずる口。もう一発食らえば、少しはおとなしくなるかな……?」 少しこもりがちだが、耳ざわりのいい声で、淡々と物騒なセリフを吐く。ローゼンは、追従の笑みを浮かべるしかなかった。 再び引きずられていく校長。しかし、このまま黙って引き下がるのは、彼の流儀に反する。 せめて一太刀でも浴びせねば、溜飲が下がらない。 ロ「なので、さっそくセクハラーーっ」 雪「…………ひっ……!」 電光石火の早業で、雪華綺晶のお尻に手を伸ばした。心地よい弾力が返ってくる。至福の瞬間。 間髪をいれずに、銃声が轟いた。 雪「…………しまった……」 結局、書類の山を片づけることになったのは、いつもの如くラプラス教頭だった。責任を感じた雪華綺晶も、居残り残業して手伝う。 薔「……お姉ちゃん、頑張ってるね……。お茶が入ったよ……」 翠「こいつはどえらい量ですねぇ……。仕方ねーです、このお優しい翠星石様が、少し手を貸してやるですかぁ」 蒼「うん、みんなで頑張れば、きっと今夜中に片づけられるよ」 雛「ヒナ、お夜食作ってくるのーーっ」 真「全く世話が焼けるわね……。ほら、その書類、ちょっと見せてみなさい」 そんな心温まる、何気ない日常の一シーン。
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ステージに向けて拍手を送る人々にペコッと頭を下げ、軽い足取りで階段を下りる。 フゥ~っと一息つくと同時に緊張も解け、いつもの会話が始まる。 「やったかしらぁ~」 「うん、バッチリとキマったね」 「とーぜんですぅ」 「あら、水銀燈はどこに行ったの?」 「水銀燈のことだから、まーたどこかで隠れてタバコでも吸ってるですよッ」 ステージの興奮も冷めやまない彼女達の会話は弾んでいく。 だが、そこに水銀燈の姿は見えなかった。 ステージの明かりが薄っすらと見える公園の隅に止めたGT-Rのドアに 手を伸ばすめぐの横顔をまぶしいヘッドライトの明かりが照らす。 目を細めながら振り向くと、そこには漆黒の闇から飛び出してきた狼のごとく ZX-10Rがめぐを目指して走ってくると後輪を滑らせて横付けに止まる。 「ちょ~っと話があるんだけどぉ~、イイかしらぁ?」 「手短に話してもらえるなら聞いてもいいわよ…フフッ」 「貴女、このステッカーに見覚えあるでしょぉ~」 水銀燈はZX-10Rのサイドカウルに張られたRozen Maidenのステッカーを 指差しながらも目は軽く余裕めいた笑みを見せるめぐの顔を鋭く見つめている。 「フフッ、どーかな?……あぁ、思い出しわぁ、目の前で転んだ2台が 同じステッカーを貼っていたかな~?」 「貴女、フザけてるのぉ?」 「フザけてはいないわよ、ただね、目の前をバイクでチョロチョロされるの 最高にムカつくの、はっきり言って邪魔よ!!」 「邪魔ぁ~? なぁにソレ? 邪魔かどうか私と勝負しなさい!!」 「勝負? フフ、いいわよ。どうせ転んでケガするのは貴女よ、ニンジャ 乗りのローゼンちゃん…5日後のこの時間に埋立地に来なさい、相手に なってあげるわ」 それだけ言うとめぐはGT-Rの太いエキゾーストノートを残して走り去っていった。 ニンジャに跨る水銀燈は小さくなるGT-Rのテールランプを見つめながら チッと舌打ちすると、ポケットからジョーカーを出す。 ………ちっ、オイルが切れたのぉ? くわえたジョーカーに火を付けようとする水銀燈の横に真っ赤なコルベットが V8エンジンを轟かせながら止まり、窓から手が伸びてくると、水銀燈がくわえた ジョーカーに火を差し出す。 「だぁれ?」 「めぐと同じバンドでドラムをヤッてる者なんだけど…」 「ふ~ん…それでぇ?」 「その単車でめぐとバトるんなら止めたほうがイイぜ、めぐは単車を 憎んでるから事故らされるぞ」 「憎んでるぅ~?」 「あぁ、単車を憎んでる…と言うより恨んでるって感じだな」 水銀燈はジョーカーの煙を深く吸い込みながら小さくボソっと呟くように 喋る男の話に耳を傾けていた。 めぐには3歳年下の妹がいるんだ、薔薇水晶って名前で、たぶんお前と 同じくらいの年だよ。 その薔薇水晶は小さい頃に目の病気で左目が見えないんだけど、 性格は明るくていい子だったんだよ。めぐの後ろをいつも付いて歩いていたよ。 そのせいか車やロックが大好きな子でよぉ、だからオレ達のバンドの練習にも よく顔を出していたんだ。 でも2年前にめぐの目の前で飛び出してきた単車と接触してな……酷かったぜ、 10m近く引きずられて、最後はガードレールに頭ぁ、打ち付けてよ。 命は助かったんだが、今でも意識不明で有栖川総合病院で入院中だよ……。 そんな事があってからめぐは調子にのってる単車を見たら事故らすような 運転をしだしたんだ………。 男の話を聞き終えた水銀燈は複雑な表情になっていたが、それでも金糸雀と ジュンのことを考えると納得はできなかった。 「そんなの私の知ったことじゃないわぁ~!!」 「そうか…めぐの化け物みてぇなGT-Rとどうしてもヤルんなら止めはしねぇけど よぉ、まぁ事故らねぇように頑張るんだな、ローゼンメイデンのギターの姉ちゃん」 男はそう言うとサイドブレーキを解除し2度ほど空吹かしをすると水銀燈に 向って一言付け加えるように言葉を発する。 「めぐは辛くて苦しんでいるってことは覚えておいてほしい」 それだけ言うと男のコルベットはタイヤをきしませながら去っていった。 * 8月26日の有栖川神社でのライブは例年になく大きな盛り上がりをみせて終わった。 しかし、ジュンも真紅も翠星石、蒼星石、金糸雀もこの5日後に起こる水銀燈と めぐとのバトルの事など知るよしもなかった。 ただ、どこから広がったのか3日もすれば湾岸埋立地で毎夜のように集まる スピードとエンジン音に憑依された亡者どもの間ではブルーRと呼ばれるモンスター GT-Rと、この湾岸埋立地で行われているゼロヨンでは無敗の水銀燈が操る通称ローゼン、 またはローゼンガールと呼ばれ出したZX-10Rとのバトルの噂でもちきりになっていた。 その話は日を追うごとに大きくなり、8月最後の日には、いつも以上の走り屋、 それを取り巻く人々と車、単車の列で沿道は埋め尽くされていた。 「来た!! ローゼンのニンジャだ!!」 「凄ぇ、フルチューンしてんじゃねぇ?ローゼンのニンジャ、以前と音が違うぜ。」 水銀燈のZX-10Rが湾岸埋立地に表れると沿道につめかけた人々からドヨメキが沸き起こる。 ギャラリーの一人が言ったように水銀燈のZX-10Rはマフラー、キャリパー、 は もちろんのことボアアップによる排気量アップ、さらにファンネルをむき出しにし、 よりハイパワーを手に入れた水銀燈のZX-10Rニンジャのポテンシャルはファンネル仕様により ワークスマシンに近いほどの動力性能を秘め、その最高出力は230馬力を超えていた。 「凄ぇな、このニンジャ。まっすぐ走らせるの大変だろ?」 「あ~ら、誰かと思ったらenjuのドラムをヤッてる人ねぇ~、貴方も見に 来たのぉ? enjuってバンドはヒマなのぉ~? フフフッ」 「まぁ、そー噛み付くなよ。今夜はうちのボーカルが走るんだ。それに前に 言ったようにヤバイと思ったらバトルは降りたほうがイイぜぇ」 「ご忠告ありがたく聞いておくわぁ~フフ」 男は水銀燈のZX-10Rをもう一度よく見直すと独り言のように呟く。 「おまえはどうして走るんだ?」 「どうしてぇ? 簡単よ、仲間を2人も事故らせたブルーRとかってフザケタ車を ブチ抜くためよ」 「それは解ってるよ、俺が聞きたいのは、普段から何故そんな化け物みたいな 単車で走ってるのか?ってことだよ。怖くないのか?」 「怖いぃ? そんなこと思ったこともないわ。それにチンタラ走ってると 聴こえないのもぉ」 「聴こえない?」 水銀燈の答えに男は少し首をかしげながら聞き返す。 そんな男の態度に水銀燈はクスッと笑う。 「貴方コルベットに乗っててバンドもヤッてるのに聴こえないのぉ? スピードの中にある最高のフレーズが…私はそれを探してるのよぉ」 ………スピードの中にあるフレーズ? 「クッククク、そうか、スピードの中のフレーズか…ハッハハハ、なるほどなぁ~」 水銀燈の言葉を聞くと男は納得した表情で笑い出した。 「なぁに、イヤな感じ~。私はけっこう本気で………!?」 クククッと小さく笑い続ける男に苦い顔つきで言う水銀燈の言葉は 途中で途切れ、後ろを振り向く。 そんな水銀燈に男も今まで見せていた笑いの表情は消えていく。 太く地を這うようなエンジン音を轟かせながらコンビナートの灯りに照らされた めぐのGT-Rが表れたからだ。 「おぉ、ブルーRが来たぜぇ~!!」 「ブルーRとローゼンガールのバトルが始まるぞォー!!」 今夜の主役がそろった湾岸埋立地にこれから始まるバトルを期待する声が 大きく広がる。 そんな歓声に混じり水銀燈は噛殺すような声をノドの奥から絞り出す。 「めぐぅ~、ここで決着を付けてあげるわぁ~」 フロントガラス越しに感じる水銀燈の刺すような視線にめぐはパッシングで答える。 ………さぁ、パーティの始まりよ、ローゼンちゃん♡ 最愛の妹を廃人にしたバイクを憎むめぐと、信じられる大切な仲間を キズ付けられた水銀燈のバトルは今、この瞬間から始まろうとしていた。 水銀燈とめぐを取り囲むように沸くギャラリーの中から一人の男が 飛び出してくる。 GT-Rのヘッドライトに浮き出たスキンヘッド、そして耳には無数のピアス をした男は、この湾岸埋立地エリアに集まる走り屋達を取り仕切っている UDOという名の走り屋チームのリーダーである。 「おいおい、勝手にバトル始めんなよ。モノには順序ってーのがあるんだよ、 今回のバトルはオレが仕切らせてもらうからよッ、それでイイかい?」 「なんだってイイわぁ、説明ならさっさと済ませてくれないぃ?」 「OK、今からバトルの説明するからよぉ、2人ともよ~く聞いてくれよ」 ローゼン、またはローゼンガールと呼ばれる水銀燈とブルーRと呼ばれるめぐ、 この2人のバトルは普段の倍以上のギャラリーをひきつけた。 この盛り上がりをさらに大きなものにしようと男は30分ほど前から 某巨大掲示板に実況スレをたて、数組の友好関係にある走り屋たちと 水銀燈とめぐのバトルを追いかけながらスカイプを経由し全国に実況する計画を 立てていたのだ。 そのため、スカイプで繋がっている走り屋たちはすでに事故、渋滞、警察の有無を 探るためにバトルを行う高速道路を走っている最中だと男から教えられる。 「なぁに、そんな事するのぉ?見世物みたいでイヤな感じぃ~」 「そう?まぁ、負けるのを実況されるのは惨めね……クスッ」 「クッ…惨めに実況されるのは貴女よぉ~めぇぐゥゥ」 今にも水銀燈の腕がGT-Rのドアミラーをヘシ折る雰囲気を感じたのか、 男は水銀燈とGT-Rの間に体を入れる。 「おいおい、ここで熱くなんなよッ、オレの説明が終わるまではクールに 行こうぜ? じゃ、説明すんぞ」 水銀燈とめぐの顔を見ながら男はバトルの説明を続ける。 今、2人がいる場所から5分ほど走ると高速の入り口がある、その入り口を 抜けた瞬間からバトル開始。 ゴールは30分ほど高速を走ったところにある有栖川パーキングを200mほど 過ぎた有栖川大橋に早くたどり着いたほうの勝利だと早口で説明し終えると、 水銀燈もめぐもニヤリと笑う。 「簡単ね、先行したまま抜かれなきゃイイだけの話ね」 「私相手に先行できると思ってるのぉ~?おめでたいわねぇ~フフッ」 「おいおい、だからバトルは高速入ってからだぜ! イイか、オレは後ろ から付いて実況するからなッ、一般道でのバトルは禁止だぜ!!」 男はそう言うとギャラリーに向かって水銀燈とめぐに説明したのと同じ話をする。 「おぉ、高速のバトルかよ~!!」 「ゼロヨンで決着だったらあっけないもんなッ、あの2台なら9秒で 勝負が決まってしまうからな」 「ゴールは有栖川大橋かよ、凄ェ。オレ、先に行ってるわ」 今夜のバトルを期待しているギャラリーの中から歓声に近いドヨメキが広がると、 その興奮の感覚は水銀燈にも感染したのか武者震いにも似た振るえが全身を 包み込んでいく。 そして2台のモンスターマシンは多くの視線が追う中で静かに走り出すと、 高速入り口に向かった。 「おい、お前ら、聞こえてるか? いまローゼンとブルーRが高速に向かったぞ」 「あぁ、聞こえてるっすよ、俺等は適当に流してるからローゼンとブルーRを 見たら実況します」 ノートパソコンからスカイプで繋がった走り屋たちは助手席に座り、 ヘッドセットで話しながらバトルの行方を実況しだした。 高速の入り口までめぐは水銀燈の後ろを一定の速度で着いていく。 極限まで高められたブースト圧にROMチューンを施されたエンジンの振動を 感じながら、ダッシュボードに置いてある薔薇水晶の写真をチラッと見る。 ………スピードが上がると風の中から歌が聴こえてきそうになるよ ………私もめぐ姉ちゃんみたいに歌えるかな? ………きっと風の中にはステキな歌があるんだね そんな薔薇水晶の言葉を思い出しためぐは大きく深呼吸をすると 目の前には高速入り口が見えていた。 ………さぁ、踊りましょう 水銀燈は機械からはじき出される高速チケットをライダースーツの胸元に入れると、 隣のレーンから同じようにチケットを取るめぐを見ながら冷たい笑みをこぼす。 めぐも同じような笑みを浮かべると、2人の視線は真夜中のアスファルトの上で 激しく交差する。 そして、高速の入り口を抜けたと同時に水銀燈はギアをつなぐと素早く手首を回す。 (8)へ戻る/長編SS保管庫へ/(10)へ続く
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その1:免許・・・・・・持っている? 水銀燈「ええ。持っているわよ」 雪華綺晶「うん。車の他にも、戦車やヘリコプターの免許も」 金糸雀「今、勉強中かしらー」 雛苺「持っているのー」 真紅「ええ。同然よ」 翠星石「持ってないですぅ~けど、蒼星石がドライブに誘ってくれるですぅ~」 薔薇水晶「持ってない」 くんくん「持っています」 ラプラス「持っていますが、ペーパードライバーですがね」 蒼星石「持っているよ~あの時は、危うく。試験官を殺そうとしたけど。ハハハハ~」 一同「笑えないよ!それに、冗談に聞こえないよ!」 蒼星石「だって、実話だもんv」 ローゼン「えっ!!?免許持ってないと、車を運転できないの!?・・・今まで乗っていたけど・・・・。それに今度、薔薇ちゃんとドライブに行く予定だったんだけどなぁ~」 一同「んな訳ねぇーだろ!!さっさと取って来い!!」 その2:絶対に初心者マークの似合わない人達 アレから、三日後・・・・・ ローゼン「じゃーん!免許とって来ました~これで、堂々と運転出来ます~」 めぐ「同じく、私も取りました~」 一同「アレから短時間で、取れるのは早いよ!そして、校長は兎も角。めぐちゃんも取るの早いよ!!」 めぐ「ええ~前に水銀燈先生が教えてくれた方法で、取りました」 水銀燈「あー。確か・・・・・試験官を誘惑して、「免許、ぶん取り作戦」だったわね~」 薔薇水晶「銀ちゃん・・・・」(お怒りマーク) 水銀燈「ははははは~~~」(滝汗) ローゼン「と、そう言う訳で。今日からは安全第一、制限速度や標識をきちんと守って走るぞ~」 めぐ「おぉー!」 真紅「・・・・・・・・・無理な人、手上げて」 一同(偶然にも、ジュンと巴も一緒に)(薔薇水晶は上げてません)「は~い」 ローゼン「ハハハハ~校長権限、発動!!君達を最高なドライブに、連れてってあげよう!!」 めぐ「同じく、最高のドライブに連れてってあげまーすvv」 一同「し、しまった!!相手が校長だって事を忘れてた!!それに、めぐちゃんも乗り気!?」 薔薇水晶「みんな・・・・・・前から言いたかったけど、命を粗末にしちゃダメだよ・・・・」 その3:・・・・・・・・・地獄へようこそ? ローゼン組 真紅・翠星石・雪華綺晶・薔薇水晶・ジュン めぐ組 水銀燈・蒼星石・巴・雛苺・金糸雀 っと、ローゼン組とめぐ組っと、分かれました それから、日曜日・・・・・・・ ジュン「ぐっ・・・・・たまたまあの場に居たばかりに、地獄への片道切符を買ってしまった・・・」 翠星石「ぎゃーぎゃー言うなですぅ!私だって、蒼星石と一緒なら良かったのに・・・・・」 薔薇水晶「二人とも・・・・楽しく・・・・ね?」 二人「あんたは、馬鹿校長と一緒なら、地獄でも良いんだろ!?」 薔薇水晶「うん」(速答) 雪華綺晶「けど、覚悟を決めた方が良い」 真紅「そうね・・・・・・・」 ローゼン「みんな~これは、普通のドライブだよ~楽しくね」 数時間後・・・・・・・・・・ ジュン「なぁ・・・・・・さっき、普通のドライブだって・・・言ってたよな」 真紅「・・・・・・ええ・・・・・・言ってたわ」 ジュン「何で、後ろに。白バイとパトカーに追われているんだ?」 薔薇水晶「そういえば、さっき・・・・・ナンバープレートを変えていたよね?」 ローゼン「いや~あの番号好きじゃないんだ~だから、変えたんだ」 一同「・・・・・・・・・・・・・・」 ローゼン「ねぇ~雪華綺晶ちゃん~。何だ、後ろがうるさいから。黙らせてくれる~?」 雪華綺晶「ほーい」 と、言って。何処からか、ミサイルランチャーを取り出し。白バイとパトカーに撃った。爆音は響き・・・・・・道路は真っ赤な炎が、炎上した。 一同「(ガクガク・・・・ブルブル)」 ローゼン「よーしっ!静かになったし。本気で飛ばすぞぉぉ~~~~~~!!」 雪華綺晶「アハハハハ~どんどん、飛ばせぇ~~~」(ノッてきた。しかも、笑顔) 一同「うがぁぁぁーーーーー!!止めてくれ!!」 その4:到着~ 一同「・・・・・・・・・・・・・・・」 ローゼン「ん?何だか、皆暗いよ~?」 雪華綺晶「そうだよ。皆、表情暗いよ~」(満面の笑顔) 薔薇水晶「ねぇ・・・・・・一つ聞いても良い?」 ローゼン「なんだい?」 薔薇水晶「ここ何処?」 周りには、木・木・木・木・・・・・・・・・鳥の鳴き声と、野獣の唸り声も・・・・・・ ローゼン「さぁー分からないなぁ~~けど、海を超えてないから、日本の何処かでしょう~」 雪華綺晶「あー昔を思い出すな~アフリカで訓練していた時、背後からライオンに、襲われたっけ~」 翠星石「市販の車で、こんな森の奥に入り込むとは、ある意味。尊敬するですぅ!」 真・ジュン・翠「そんでもって、私(俺)達。帰れるのかよ!!」 ローゼン「・・・・・・・・・・」 真・ジュン・翠「黙るなぁぁぁーーーーーーーーー!!」 その5:いやぁ~~~!! 何だかんだで、森から脱出し。その次の日 ジュン「なぁ・・・柏葉。昨日のドライブは、どうだったんだ?」 巴「実は・・・・・・・・・はっ!?い・・・・・・」 ジュン「い?」 巴「いいい・・・・いや・・・・・・やめて・・・・海が・・・・・・刀が・・・・・・・・いやぁぁぁ~~~~~!!」 ジュン「って、おい!?柏葉!!落ち着けって!?」 ー終了ー 彼女達の魔のドライブ
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薔薇水晶の元に、有栖川大学病院から電話があった。その電話内容は・・・・・・ ローゼンが交通事故にあったと・・・・・・最初は、ローゼンの冗談かと思い、病院に行った。けど、真紅やラプラス達も居たのだか、その目は険しい目をしていた。そして、目の前には、血だらけのローゼンの姿。 薔薇水晶「うそ・・・・そんな・・・・・・・・・・・」 薔薇水晶はその場で、泣き崩れた・・・・・・昨日まで、元気で優しかった。あのローゼンが、血だらけの姿になっていた。泣き崩れる薔薇水晶の前に、真紅がやってきた。 真紅「校長・・・・・・・・・もしかしたら、今夜が山よ」 薔薇水晶「!!」 水銀燈「薔薇水晶・・・・・・」 薔薇水晶「いや・・・・・・・私・・・・・」 その一方で、翠星石がローゼンの所に一言言った 翠星石「ええぃ!この馬鹿校長、さっさと起きやがれですぅ!こうなったら、叩き起こして・・・・・」 蒼星石「ダメだよ、翠星石!」 翠星石「だって、テレビみたいに叩けば・・・・・・・」 蒼星石「テレビと人は別なんだ!君にだって、分かっているだろ!?」 翠星石「分かっているですぅ!けど・・・・・薔薇水晶を泣かしてる奴は、許せないですぅ!」 雛苺「二人とも~喧嘩ダメなの~」 金糸雀「そうかしら!病室では、静かにするのかしら!」 翠・蒼「分かっている(ですぅ!)(よ!)」 と・・・・病室は重い空気となった。その時・・・・・・・心電図が鳴った。 一同「!!?」 一気にやばい雰囲気となった。水銀燈は急いで、病院の先生を呼びに言った。・・・・・・が 「○時○○分・・・・・・御愁傷様です」 医師は、そう言って出て行った。その場に居た誰もが、泣き崩れていった。 薔薇水晶「これ・・・・・何かの冗談ですよね」 真紅「冗談じゃないのだわ。薔薇水晶・・・・・」 薔薇水晶「だって・・・・そんなの・・・・・私・・・・・・彼に・・・」 水銀燈「ばらすぃ・・・・・」 その時、水銀燈は薔薇水晶にこう言った・・・・・・ 水銀燈「・・・・・今からでも、貴女の気持ち言った方が良いわ・・・・」 薔薇水晶「銀ちゃん・・・・・・・・」 水銀燈「言わなかったら、悔いが残るわ。一生残る悔いが・・・・・だから、今でも言った方が良い・・・・そうしたら、校長も嬉しいと思うの」 薔薇水晶「・・・・・・・・・・・・・・うん。」 泣きやめて、ローゼンの前に立つ薔薇水晶。今まで想っていた事を言った。 薔薇水晶「私・・・・・・・前から、貴方に言いたかった事がありました・・・・・。前にお弁当を一緒に食べた時・・・・私、貴方と一緒で楽しかった・・・・ だから今度は、貴方の為に、クリームシチューを作るつもりでした・・・・・なのに。・・・・けど・・・・・・・・ 本当は、貴方の事が好き・・・・だから、もう一度、私のそば居て・・・・」 薔薇水晶は、今まで言いたかった事を言った。「好き。」っと。 その時、翠星石が・・・・・・・・ 翠星石「も・・・・・もうガマン出来ないですぅ~わはははははは~~~~」 蒼星石「ちょ・・・・・・っと、翠星石・・・・・笑ったら、ダメだよ・・・。くっ」 笑い出す翠星石。そして、ラプラスは、ローゼンのところに行って、一発殴った。 「痛っー!!」 薔薇水晶「えっ?」 死んだはずの、ローゼンから声が聞こえた。気のせいかと思ったが・・・・・・・ラプラスはこう言った。 ラプラス「これで、満足したでしょ?馬鹿校長!!」 ローゼン「ちょっと~痛いよ、教頭~。今、思い切り殴ったでしょ!?」 ラプラス「ええ、思い切りやりましたよ。」 ローゼン「うっ・・・・・まぁ、みんなの演技が凄いから、うまくいったよ~」 蒼星石「大変でしたよ~もう、翠星石。あそこで、笑わないでよ~」 翠星石「だって~ついつい笑ってしまったですぅ~」 薔薇水晶「あのぅ・・・・・・・これって、一体?」 水銀燈「これよ」 っと、指を指す先には、雛苺が「ドッキリ、大成功~」とプラカードを持っていた。 水銀燈「あの馬鹿校長が、「年に一回は、ドッキリ大会をしよう~」って言ったのよ。で、最初は、貴女になった訳~」 薔薇水晶「そんな・・・・・・・・」 薔薇水晶から、怒りの気が出た。それを感じて、部屋の端に避難する。一同だったが、ローゼンは薔薇水晶のほうに行った。そして・・・・・・・・・ 薔薇水晶「!!?」 一同「!!!?」 薔薇水晶の口にローゼンの口が触れた・・・・・・それは 一同「(キス!?)」 ローゼン「騙して、ゴメンね・・・・・・けど。君が言った様に・・・・・このキスには、嘘偽りは無い。私で良ければ、これからも一緒に居てくれ。」 薔薇水晶「はい!」 そのまま、二人はキスをした。 一方 真紅やれやれ・・・・・・終わったのだわ」 翠星石「まったくですぅ~いちゃつくなら、違う所でやれですぅ~」 蒼星石「まぁまぁ。」 雛苺「疲れたなのー」 金糸雀「あんまり、出番無かったのかしらー」 ラプラス「今後の事も考えると・・・・・・胃が」 水銀燈「本当・・・疲れた(おめでとう・・・・・薔薇水晶。)」
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雛苺「翠星石って全然色気がないのー。ヒナみたいに可愛くもないのー。」 酒の席でのその一言が原因だった。 その日から、いや正確には次の日だけだが翠星石は変わってしまったのである。 男子生徒「おー。」 と廊下ですれちがった生徒から歓声があがる。 中には前カガミになっている生徒もチラホラみられる。 廊下にいる全ての生徒の視線を集め歩く翠星石、彼女の顔はやはり恥ずかしさ を隠せないでいたが、それ以上に優越感とでもいうのだろうか、とにかく そんな感情が露骨に顔に出ていた。 何故、翠星石が皆の視線を集めているのだろう? 答えは翠星石の格好を見れば分かる。 いわゆるブルマと体操服という姿であった。 丁寧なことに胸には平仮名で「すいせいせき」と書かれたワッペンも 張ってあるのである、男子にとってはとても喜ばしいことであろう。 そんな翠星石が職員室に帰ると一人の教員が必死になって走ってきた。 蒼星石である。 翠星石「なにをあせってやがるんですかぁ?」 そう翠星石が言うと同時に蒼星石は翠星石の首根っこを掴んで 人気の無い裏庭まで引っ張っていった。 当然翠星石は暴れたが蒼星石は意に介さずという感じだった。 翠星石「なにしやがるですぅ。」 裏庭に着くと同時に開放された翠星石は蒼星石に向かって不満をあらわにした 声をだした。 そんな翠星石を蒼星石は強くにらみつけると 蒼星石「なんだじゃないとっとと着替えるんだ。」 と怒りをあらわにして翠星石に言う。 そのときの蒼星石の顔は本気の顔だった。 そんな蒼星石に対して本気でびびったのか声をだせないでいる翠星石 に対して蒼星石は言葉をつづける。 蒼星石「今日は何かのイベントがあるわけでもないのに、そんな 格好をして君は教師として恥ずかしくないのか?」 翠星石「ごめんなさいですぅ。」 親に怒られた子供のように声をだす翠星石に 蒼星石「ごめんなさいじゃない。そう思うなら早く着替えてきなさい。」 親のようにしかる蒼星石。 小さな声で「はい。」というと翠星石は職員室に向かって走っていった。 その後翠星石のブルマ姿をみたものはいない。 蒼星石「全くどこからこんなもの手に入れてきたんだろう。」 残業で一人遅く残っていた蒼星石は翠星石から取り上げたブルマーを 見ながら一人呟いていた。 蒼星石「しかし・・・これをはけば僕も女らしくみられるかな?」 蒼星石「ダメダ何を考えてるんだ僕は。」 ブルマを手に一人漫才を始める蒼星石。 蒼星石「ちょっとくらい、いいよね。」 ぼそっと呟くと、ズボンに手を書け着替えを始める蒼星石。 しきりに周りをきにしながら着替えを続けていく。 そして数分後。職員室にはブルマに体操服姿の蒼星石の姿があった。 蒼星石「似合うかな。」 そう独り言を言うと手鏡で体のあちこちを見る蒼星石。 そんな時職員室のドアが開いた。 ローゼン「やあ誰か残ってるかい?」 そう言って職員室に入ってきたのはローゼンだった。 ローゼンはショックで動かない蒼星石をみつけると ローゼン「ブルマはいいねー。」 と蒼星石に近づいてくる。 蒼星石「校長・・・・」 そんな校長の発言を聞いた蒼星石は半ばあきれたような目でローゼンを 見る。 すると、そんなローゼンがズボンに手をかけ始めた。 蒼星石「なっ・・・。」 突然のことに驚きを隠せない蒼星石。 そんな蒼星石にお構いなくズボンを脱ぎきった校長はブルマを履いていた。 ローゼン「私もブルマが好きでねー履いてしまうほどなんだよ。」 と笑うローゼン、対する蒼星石は怒りと恥ずかしさに震えていた。 次の日、ローゼンは顔がはれ上がっていたそうな。
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ラプラス ・・・・設定・・・・ 自称クールな白ウサギ。 教頭と言う立場でありながら、己も教師であり生徒たちの事は気にかけている心優しき人(?) その細い身からは、信じられない身体能力を発揮しやはりうさぎらしく脚力が強い。 そして、いつもローゼンに手を焼いている。 このごろ、ローゼンに対して容赦がなくなってきてる。 妹が居る。 ローゼンを止める事ができる唯一のストッパー。 ゆえに、全教員に全生徒のストッパーもかねている。 また、変装術もすばらしく白崎と言う男性に変装して教師たちの調子を観察する事もあり 教師たちを影から支えるナイスウサギ。 胃薬を飲む回数は一日6回と大目。それほどストレスが来ている様だ。 もうこのごろは、ぶっちゃけてきて校長に対する態度が もう怨敵に対してな態度っぽくなっている(校長逃亡時のみ) 蒼星石と一緒にアーチェリー部顧問をしている。 注:この設定は、絶対と言うわけではないのでお気をつけください。 ラプラス感想 ローゼン×ラプラス ラプラスvs不良 苦 労 プレイボーイ ラプラスのあだ名 日常 恐怖の昼休み ル戻ニ昔 新任の先生 真昼の来訪者 春は桜 道化師とマリオネット 私も教師なのですよ 新部活アーチェリー部 事務員増員計画 粛清でもしてみよー! その困難を越えて・・・ 退化 あなたなら何を検索する? 白崎 -Sirosaki- 戦隊モノ ラプラスの秘密 兎さんと蒼い子
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朝から降っていた雨は昼過ぎに強まり、窓を叩く雨粒は小さな 滝のように流れていく。 やや冷房が効きすぎた感じがする喫茶店のテーブルの上には 飲みかけのアイスコーヒーと、灰皿には吸い終わったタバコが2本。 手の届く距離にはマホガニー製の上品なマガジンラックがある。 そこに入れられている週刊誌の見出しをチラッと目にする。 ~社会現象か? ローゼンメイデン!?~ クスッと声に出さず小さく笑うと、3本目のタバコに手を伸ばす。 火を付け、始めの一口を深く吸い込む。 そして街を濡らす雨模様を見つめる。 僕はこの季節の雨が好きだ。 初めて君達と出遭った日も、初めて恋した日も、こんな雨の日だった・・・。 ~Singin’ in The Rain~ どうせ直ぐに転校だから、まぁ適当に・・・。 黒板の前で自己紹介しながらジュンはそう考え、視線を巡らせ 空いている席を探す。 (あっ、あの席か・・・) その席の隣には長い金髪を左右で分けている少女が座っていた。 「こんにちは、桜田ジュンです、ヨロシク」 「・・・私、真紅、よろしく」 ジュンの方も見ずに、短い挨拶をした真紅はアメを口の中で 転がしながら退屈な顔をし、小雨が降る窓の外ばかり見ていた。 (参ったな。この娘、なんだか話しづらいな) 黒板とチョークの音だけが聞こえる静かな授業が続く。 転校初日のジュンは緊張のため意識を黒板とノートに集中していた。 その時、何かがジュンの後頭部に当たる。 なんだよ、転校生イジメかぁ? ったくウザイなぁ・・・ そう思い無視をしているとボールペンのキャップが飛んできた。 (なっ、なんだよ) ジュンの肩に当たり、机の上に落ちたキャップは可愛いキャラクター物 のマスコットが付いている。 後ろを振り向くと、斜め後ろに座る長い髪をした少女が小声で 話しかけてくる。 「おい、お前は鈍感ですかッ? ちょっと真紅を呼べですぅ」 「えっ?」 「早く呼びやがれでぅ!」 なんだよ、この口の悪い女・・・。 ジュンはイスから体を少し浮かし、真紅のほうに寄る。 「あの~、ちょっと? 真紅さん?」 「なに?」 気だるそうに答える真紅に、作り笑いでジュンは後ろを 指差しながら言う。 「いや、後ろの娘が、呼んでるよ」 「あら、なに翠星石?」 「バンドのことで話があるですぅ、それと翠星石も アメちゃん欲しいですぅ」 バンド? この娘達ってバンドやってるんだ・・・。 ジュンは2人の会話を聞いていると、真紅の手がジュンに 伸びてきた。 「これ、翠星石に渡して頂戴」 真紅の手にはアメが2個、オレンジとレモン。 それを受け取りながら真紅を見る。 「どっちかスキなのを取りなさい」 「あっ、じゃ、じゃぁ、レモンにするよ。ありがとう・・・」 真紅は退屈な顔から少し柔らかい表情になっていた。 その真紅にジュンも自然な笑みがこぼれる。 そして、ジュンはレモンキャンディーを口に入れてみた。 その味は、どこか甘くてすっぱかった・・・。 外は雨、強くもなく弱くもない雨が降り続く。 グラウンドの水溜りは時間の経過と共に大きくなる。 雨の中でポツンと佇むゴールポスト。 時おり聞こえてくる体育館からの声。 音楽室からもれてくるショパンの前奏曲。 そんな静かで少し悲しいような景色を、ぼんやりと眺める真紅。 なんだか切ない顔だな、少し笑ったように思ったんだけど・・・。 いつの間にかジュンは真紅が見せる寂しげな横顔を見ていた。 突然のチャイムと席を立つ音にハッとする。 「あの転校生ったらずっと真紅を見てたですよッ。 メガネ&ひ弱 そうで、オタクチック全開ですぅ~」 「あら、そう? 私じゃなくて外を見ていたんじゃない?」 「外ですかぁ?」 「この季節に降る雨の景色は静かで素敵よ」 「そ、そうですかぁ? 翠星石はジメジメ~としてイヤですけどぉ」 「ところでバンドの話って何?」 「そ~です、バンドですぅ。 翠星石のドラムを部室に運ぶですよ」 ブラスバンド部と共同で使用していた音楽室を追い出された真紅達の 軽音楽部に与えられた新しい部室は元物置小屋であった。 グラウンドの隅にある2階建てのプレハブ小屋、その2階部分。 「この雨ですからぁ、翠星石ひとりでは無理ですぅ」 「私は生徒会だし、翠星石だけじゃ無理ね。 水銀燈はどうしたの?」 「水銀燈はまだ来てねぇですぅ。 まぁ~た夜遊びしてるですよッ」 「しかたないわね」 転校初日でクラスに馴染めていないジュンは一人で 弁当を食べていた。 そこに真紅と翠星石が来る。 「ジュン、ちょっといいかしら?」 えっ、なんだ。 いきなり僕のこと呼び捨てにしたぞ・・・。 真紅の言葉に驚きながら振り向く。 「なにかな?」 「放課後の予定とかあるかしら?」 「いいや、べつに帰るだけだよ」 「じゃ、決まりね。 詳しい話は午後の授業が終わってからよ」 それだけ言うと真紅と翠星石は一緒に教室から出て行った。 「ほんろうに、あの転校れいに手伝っでもれいうですかぁ?」 「食べてから喋りなさい。 何いってるか解らないのだわ」 無い! さっきまであった弁当のオカズがない・・・。 ジュンは信じられない顔付きで真紅と翠星石を見る。 ちょうど教室を出ようとしていた翠星石の頬はふくれ、口が モゴモゴと動いていた。 「マジかよ、あの女・・・食べたのか僕の弁当・・・」 午後の授業が終わると真紅と翠星石はジュンの机に来る。 そして、やや命令口調で話し出す。 「少し手伝ってもらいたいの、付いてきなさい」 「はぁ? 何を手伝うの?」 「四の五の言わず黙って付いてきやがれですぅ」 殴りたくなってくるな、この女・・・。 翠星石の言葉にムスッとしながらも真紅と翠星石の後に続く。 「このドラムセットを部室に運んで頂戴」 「えっ、手伝いってこのタイコを運ぶの?」 「そ~です、いいからコレを持つですよッ」 バスドラムなどを無理やり両手に抱えさせられたジュンは、ドラム スティックだけ持つ翠星石の後を追いかける。 長編SS保管庫へ/(2)へ続く
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女子A「そういえば、先生って何で先生になろうって思ったんですか?」 とある日の昼休み。 女子生徒が、屋上でぽやぽやと日向ぼっこしていた薔薇水晶にそう尋ねた。 女子A「いっつも気になってたんですよねぇ~水銀燈先生も、何で先生してるのかが不思議なくらいな人ですし」 薔薇水晶「えっとね……」 どう、話したらいいかな。と、薔薇水晶はそう思う。 そういえば、なんで自分は教師になろうとしたのだっけ? と、昔の自分を思い出す。 『私……先生の様な……先生目指します……』 『おう、嬉しい事言ってくれるな! 薔薇水晶君!』 薔薇水晶「憧れ……」 女子A「憧れですか?」 薔薇水晶「んと……私が……アナタと同じ頃に……お世話になった先生がいるの……」 女子A「ははぁ~ん。なるほど!」 薔薇水晶「憧れ……私は、あの時の先生と……同じように……皆の頼れる先生に……なりたかったの」 『おう! お前ら! 今日は自習と言う名のサボリだ! 俺についてこーい!』 『なんすかーそれー!』『今日はなにするんだろう?』『またロケット飛ばすのかな?』 薔薇水晶「皆から……慕われる……楽しい先生に……憧れたの」 女子A「ちょっと待った。先生」 薔薇水晶「?」 女子A「今の言葉きいてると、まるで私たちが先生を慕ってないみたいじゃないですか」 女子生徒の言葉に、ごめんなさい。と、謝る薔薇水晶。 女子A「それに、先生は大丈夫ですよ! その先生がどんな先生かしらないですけど、先生は十分先生です」 女子Aは、なに言ってるのかわかりませんね。と、頬を軽く掻きながら照れた。 薔薇水晶「……ありがとう」 ふんわりと笑みを浮かべる薔薇水晶。 『一人で、何も悩む必要はねぇぞ? 薔薇水晶。俺が力になってやるからな』 薔薇水晶は、空を見上げた。つられて女子Aも空を見上げる。空は、青く綺麗だった。 薔薇水晶は、あの先生は今何をしてるのだろう? いまも、何処かの学校で楽しくやってるのかな? そう思った。 ローゼン「なぁ、ラプラス君。この山なに?」 ラプラス「もちろん今日中に済ませてほしい書類です」 ローゼン「げっ。俺やだよこんなにやるの」 ラプラス「やだよじゃないです。やれ」 ローゼン「なんか、ラプラス君段々俺に対して容赦なくない?」 ラプラス「サボり魔が何を言うんですか」 へいへい、とローゼンは書類整理をする事にした。 ローゼンの机には、一つの写真立てがある。 写真立ての中にある写真には、多くの生徒が笑顔で写っていた。 ちょうど真ん中に、笑顔のローゼンと同じく笑顔の薔薇水晶が居た。 ローゼン「ラプラスくーん! お茶ー!」